車がないと通えない場所にあったサロン
30代前半の頃、勤めていたサロンの話です。
そのサロンは、正直言って車がないとかなり不便な場所にありました。
求人に載っていた住所を調べると、自転車で3、40分、電車だと1時間ほど。
距離的には不可能ではないけれど、深夜までの勤務もある仕事です。
「もし職場が合わなかったら…」
そんな不安もあり、最初から車を買う決断はできず、
遠回りにはなりますが、電車通勤で様子を見ようと思って応募しました。

車ならほぼ直線で15分弱の場所で車だと通勤圏内の良い場所でした。時給も1,000円~で当時、私の地域のリラクゼーションサロンの時給にしては悪くない時給でした。
オーナーからの送迎の提案
面接のとき、オーナーからこう言われました。
「電車で来ている子もいて駅まで送迎しているよ。
その子と方向は違うけど、サロンから最寄り駅まで近いから送迎するよ。」
ありがたい申し出だったので、お言葉に甘えることにしました。
その後、働き始めて2か月ほど経った頃、
「やっぱり車があった方が楽だな」と思い、
以前から欲しかったこともあり、車を購入しました。
もう一人、送迎してもらっていたスタッフ
私とは反対方向の駅まで送迎してもらうスタッフが一人いて、
その子は変わらずオーナーに送迎してもらって通勤していました。
そのサロンは、
- 週1回シフト提出
- 提出したシフトは、よほどの理由がない限り必ず出勤
- 送迎があるため、送迎組のシフト管理はやや厳しめ
というルールでした。
ブログ更新が必須だったサロン
出勤のたびに、スタッフはブログを書く決まりがありました。
私は正直、ブログが得意ではなく、
本日出勤しました
〇時まで受付しています
といった業務連絡のような内容がほとんどでした。
一方、送迎してもらっていたその子はアニメ好きで、
ブログには好きなアニメの話を書いたり、個人的なイベントの話を書いたり、
「次回〇日〇時に出勤します」と告知していたようです。
※私は彼女のブログを含め他のスタッフのブログも、一度も読んだことがありませんでした。
シフトを出していないのに「明日出勤します」と書いた日
ある日、彼女はシフトを提出していない日にもかかわらず、
ブログに「明日出勤します」と書いていたそうです。
オーナーは、スタッフのブログを逐一チェックしていません。
- シフト用紙が確定シフト
- それを見て自分の予定を組む
という管理方法でした。
オーナー自身も他の仕事をしていたため、
急な予定変更には対応できない状況だったと思います。

オーナーは、シングルファーザーでもあったので、自分の休みは、子供と一緒の時間を過ごすことも大切にしていました。急に出勤と言われても、サロン以外の仕事、父親業こなしていたので急な対応はできなかったのです。
勝手に出勤し、迎えが来ないと怒り出した
彼女は、
- シフト上は「休み」
- ホームページの出勤状況も「休み」
それにもかかわらず、
勝手に出勤するつもりで駅に行き、迎えを待っていました。
当然、迎えは来ません。
結局、駅から30分歩いてサロンに出勤してきたそうです。
施術中に聞こえてきた、異常な音
私はその日、夕方から出勤していました。
オーナーは、私より15分ぐらい遅く、友人を連れて出勤してきました。
私はその友人を施術することになり、
スタッフルームの隣の部屋で施術を始めました。
すると突然、
- 大声で叫ぶ声
- 物を投げつける音
が聞こえてきたのです。
正直、かなりの勢いでした。
施術をしながら、
「え、何事?」
「音すごくない?」
と、オーナーの友人と二人で耳を澄ませていました。
キレた理由は「迎えに来てくれなかったから」
オーナーたちが出勤する前に、休みなのに出勤してたから、どうして出勤しているのか聞いたら、
「出勤するってブログに書いたのに、迎えに来てくれなかった」
それが理由だろうな、ということは分かっていました。
でも冷静に考えると、
- オーナーは約束を破っていない
- シフトを出していないのは本人
- 勝手に出勤すると告知したのも本人
オーナーに非はありません。
物を投げ、書類をぶちまける30歳
施術後、状況を見に行くと、
床には本や書類が散乱していました。
別のスタッフに聞くと、
- オーナーに本を投げつける
- 大事な書類を床にぶちまける
- 怒り叫ぶ
という状態だったそうです。
まだ興奮している彼女に、
オーナーの友人がこう言いました。
「30にもなる人が、人に物を投げるなんて普通じゃない
怒鳴っても、叫んでも、何も解決しないよ」
「前日に出勤したいけど送迎してもらえるか確認しなかったのは、あなただよね?」
と。
彼女はそのまま、怒った状態で歩いて帰っていきました。

残された私たちは、彼女が散らかした物を片付けました。私は、今の嵐は何だったんだ⁉って感じです。結局のところ、彼女が送迎してもらえるかの確認を怠ったのが原因なのに…
その後、彼女は店を辞めた
翌日、オーナーも関わりたくなかったのか、
「明日、帰りは送るけど、迎えだけ行ってくれる?」
とガソリン代を渡され、私が迎えに行きました。
それが最後で、
彼女はそのままお店を辞めました。
振り返ると、違和感は最初からあった
今思い返すと、彼女はやはり少し変わった人でした。
子供の頃、芸能の仕事を少ししたことがあったようで、
〇〇市でイベントに出た話、売れるように歌のレッスンや
演技のレッスンの話をしていました。
30歳になるのに、女優や歌手の夢を追い続けている感じでした。
たまに家族の話をしてきてたのですが、
お母さんは、私より妹ばっかり可愛がってて、
私はお母さんにとってかわいくない子なの。
でも、妹は本当に可愛い子。
と話しながら、
どこか常に褒めてほしいような、関心を持ってほしい様な空気がありました。
会話は噛み合わず、
私はただ聞いているだけでした。

彼女は、いつも唐突に話し出す感じでした。今、私たちその会話してなかったけど?って言う感じになるので、ただ聞いて、「そうなんだね」、「よかったね」と返すしかなかったです。彼女との年齢差も2つぐらいの差で対して離れてないのに、とても精神的に幼い感じがしました。
自分が悪いのに、思い通りにならないとキレる
この出来事で印象に残っているのは、
①自分が連絡、相談しなかった
↓
②自分の思い通りにしてくれなかった
↓
③怒りを爆発させる
という流れです。
今でも思います。
どこに、そこまで切れる要素があったのか。

②の部分は、自分のことはすべて把握して、察して動いてほしかったのだと思うけど、3歳児ではなく三十路ですからね。
次回投稿は、この体験談の考察記事の予定です。


