はじめに|突然、意味不明な怒りを向けられた経験はありますか?
「え?今、何が起きたの?」
ほんの一言、普通の会話をしただけなのに、
突然、相手が激昂し、
しかも警察・弁護士・訴えるという言葉まで飛び出してきたら、
誰でも一瞬、頭が真っ白になると思います。
これは、コロナ前に私が勤めていたサロンで、
実際に体験した出来事です。
一度辞めたサロンに、恥を忍んで戻った理由
そのサロンは、以前一度勤めていた場所でした。
ただ、あまりにも暇で、生活が成り立たず辞めたサロンです。
その後、別のサロンを辞めることになったり、
突然働けなくなる事情が重なり、
自宅サロンの収入だけでは食べていけない状況になりました。
「とにかく、すぐに働かなければならない」
そう思い、正直かなり迷いましたが、
背に腹は代えられず、
一度辞めたサロンに、こちらから連絡をして再び勤めることにしました。

一度辞めた時に、忙しくなったらまた連絡くださいと言って辞めており、辞めてから一度出勤できないか連絡があったけど、その時は、自分のサロンのほかに2つ掛け持ちしておりお断りしていたけど、状況が変わってお願いして働かせてもらったのです(笑)
スタッフの入れ替わりと、知らないスタッフAさん
再び勤め始めてみると、
以前とは少しスタッフの顔ぶれが変わっていました。
その中の一人が、ここでいうAさんです。
Aさんは、まだ勤め始めて日が浅そうな印象でした。
よく私に話しかけてくる人で、
最初は私も真剣に話を聞いていました。
話題は決まって、
- 海外に住んでいたこと
- 海外旅行によく行っていたこと
- 旦那さんと親子ぐらい年の差が離れている事
といった内容が多かったです。
暇なサロンでの、何気ない世間話
サロンは相変わらず暇で、
施術がない時間はスタッフ同士で雑談をすることもありました。
ある日、何気なく
「自分のお店にお客さんがたくさん来れば、悩まなくていいよね」
という話になりました。
するとAさんから、
「どうやったらお店できるの?」
と聞かれました。
私は特別なことを言ったつもりはなく、
- 部屋とベッドがあればできること
- ホームページも無料で作れるものがあること
など、ネットで調べれば出てきそうな内容をそのまま話しただけでした。
夜になって、止まらなくなったAさんからの連絡
その日の夜、Aさんからのメールがひっきりなしに届き始めました。
私は基本的に、
- 緊急性がない
- 返すのに困る内容
こういったものは、
既読してもすぐに返信しないことが多いです。
ただ、Aさんの場合、
すぐに返信しないと鬼の様に電話がかかってくるのです。
夜0時を過ぎても連絡が続いたため、
仕方なく返信し、
「今日はもう寝るね」と付け加えてやり取りを終えました。
「メンズのフェイシャル始めるの?」という一言
次の出勤日の昼間、サロンで独立の話をしていたとき、
「最近は、男性もフェイシャルもやる人増えてるから、
メンズのフェイシャルいいと思うよ」
と言う話をしていました。
メールでもフェイシャルの話もしてきてたので私は、
Aさんが男性向けの施術をやるつもりなのだと思い、
「メンズのフェイシャルエステ始めるの?」
と、普通にメールで聞きました。
すると、意味のよく分からない長文が返ってきました。
正直、読むだけで疲れてしまい、
そのままにして、翌日サロンへ出勤しました。

Aさんが送ってくるメールは、ガラケー時代、一文字でも多く送るために、半角カナで送ってきてた人より酷かったです。カタカナ、アルファベットまじり。点、句読点、空白もなく文字だけがビッシリ送られてくるのです。暗号のようで読むのも時間がかかるし、内容の把握もイマイチできない状況でした。
突然、皆の前で怒鳴り散らされる
出勤しても相変わらず暇だったため、
他のスタッフと雑談をしていました。
そのときです。
出勤してきたと思ったら、いきなりAさんが、
他のスタッフ全員がいる前で、怒鳴り出しました。
「あなたがメールで言ったこと、
警察と弁護士に訴えたから!」
あまりにも突然で、
状況が理解できませんでした。
心臓がドクドクして、頭が真っ白になった瞬間
Aさんのあまりの激昂ぶりに、
私の心臓はドクドクし始めました。
「え?私、訴えられるの?」
一瞬、焦りはしましたが、
冷静に考えても、
誰かを傷つけることは一切言っていないのです。

私の頭の中はパニックですよw昨日サロンで話してた時も普通だったし、メールのやり取りも普通だったのに…何が起きた⁉って言う感じです。
「メンズエステ=風俗」という過大解釈
おそらくAさんの中では、
- メンズフェイシャル
→ メンズエステ
→ メンズエステ=性風俗
という、極端な連想が起きていたのだと思います。
しかし、男性芸能人もお肌のお手入れしているなど話題になっていたのもあり、
男性が美容系エステに通うこと自体が珍しくなくなってきた時期でした。
需要があるからやるのだろう、
という、
ごく普通の認識で言った言葉だったのです。

「メンズエステ」と言う言葉は、美容系のメンズエステ、リラクゼーション系のメンズエステ、性風俗のメンズエステと大きく分けると3つぐらいあると思うけど、会話の内容で、どのメンズエステの話をしているのか大体わかるのが普通かと思うのですが、Aさんは違ったのです(苦笑)
怒りの沸点が、最後まで分からなかった
正直、今思い返しても、
- どこに怒る要素があったのか
- なぜそこまで激昂する必要があったのか
まったく分かりません。
むしろ、
人前で怒鳴り散らされたこちらの方が、
精神的なダメージは大きかったです。
本音を言えば、
私のほうが慰謝料を請求したいくらいの出来事でした。

本当に裁判にでもなったらどうしようと思い、その場にいたスタッフでAさんとよくメールのやりとりをするという人に聞いたら、あの人のメールはいつも何言っているか分からないから気にしなくて良いと言われましたが、数日は心臓のバクバクが酷くて、眠れなかったです。
まとめ|「急にキレる人」は、こちらの理解を超えてくる
この出来事を通して強く感じたのは、
急にキレる人の怒りは、こちらの常識では測れない
ということです。
普通の会話、
普通の質問、
普通の認識。
それが、
相手の中で勝手に歪んだ解釈に変換され、
突然「攻撃」に変わる。
こうした経験は、
決して珍しいものではないのかもしれません。
次の記事では、
少し冷静に考察してみたいと思います。


