今思い出しても「???」が残る出来事
凄く怒鳴られたわけでも、露骨に罵倒されたわけでもない。
でも、後から思い返すと「あれ、何であんなにキレられたんだろう?」と違和感だけが強く残る出来事があります。
今回は、以前勤めていたサロンで出会った男性オーナーとの出来事を、記録として整理してみようと思います。
これは誰かを悪者にしたい話ではなく、
「人のキレる沸点が分からない関係性」に巻き込まれた時、どんなことが起きるのか。
そして、なぜ違和感を覚えたのかを言語化するための記事です。
年の離れた男性から持ちかけられた独立の話
当時、私が36歳ぐらいだったと思います。
相手の男性は50代半ば(54〜55歳くらい)。
その男性は、私が勤めていたサロンで
受付業務やお客さんへの営業メールを担当している人でした。
施術者ではなく、いわゆる裏方ポジションです。
その男性は、メンズエステに行くのが趣味のようで、多い時には年間数百万使ったこともあると。
いつか、自分の理想のメンズエステをやりたいと言う事を話していました。
ある日、その男性から
「自分のお店を出すから、手伝ってほしい」
という話を持ちかけられました。
条件として言われたのは、
・今勤めている店より条件を良くする
・ホームページはもうかなり前から作っているからすぐにでも始められる
・1か月後にはスタート予定
という、かなり順調そうな話でした。
話が進まない違和感と、見えないホームページ
話をもらってから、なかなか具体的な準備の話が進みませんでした。
「すぐにでもオープンできる」と言っていたわりに、
・オープンの日がはっきりしない、物件の話が曖昧
・集客方法が不透明
・スケジュールがどんどん後ろ倒し
そして一番気になったのが、
「すでに作っているはずのホームページ」が
いくら探しても検索に出てこないことでした。
〇〇月オープンと先に告知用サイトを出しておくのは、
業界的にも珍しいことではありません。
それなのに、それらしきページがどこにも見当たらない。
この時点で、正直少し不安はありました。

オープン前に告知はリラクゼーションに限らず、飲食店、美容院、スーパーなどお店は宣伝すると思うんですけどね・・・
3ヶ月遅れでスタートした出張メンズエステ
結局、当初の予定から約3ヶ月遅れてスタート。
業態は「出張メンズエステ」でした。
ここで提示された条件を整理すると、
- タオル・オイル代として1日500円 → 300円に減額
- バック率30%(指名が付けば稼げる仕組み)待遇変わらず
- 交通費は、1,000円(出張費の交通費として)むしろ悪化
一見すると「少し良くなった」ようにも見えますが、
実際はかなり厳しい条件です。
60分10,000円のコースで、施術者の取り分は3,000円。
正直、当時ですら
「この条件の、メンズエステではほぼ無い」
というレベルでした。

出張は、お客さんから交通費は別途頂くので、自走の場合、頂いた交通費は本来セラピストにそのまま渡ります。そのお金で、ガソリン、パーキング代、高速代を賄います。マイナスになることもありますが、プラスになることもあるので、損はほとんどないです。お店によりますが、マイナス分は出してくれる場合もあります。このお店は違いましたけどねw
数字で考えると割に合わない現実
冷静に比較すると、
普通のリラクゼーションサロンでも
60分5,500円のコースで、
バック50%なら2,750円になります。(実際、もらっていました。)
金額はほぼ同じ。
でも、
・出張の移動
・ガソリン代
・コインパーキング代
・見えない待機時間
これらを考えると、
精神的にも体力的にも、圧倒的に割に合わない。
それでも私がすぐに辞めなかったのは、
「人が集まりにくい最初は大変だろう」
と考えて、少し協力しようと思ったからでした。
3週間鳴らない予約電話
ところが、スタートしてから3週間。
予約の電話が、ほぼ鳴らない状態が続きました。
広告を見ている形跡もなく、
問い合わせもほぼゼロ。
さすがにおかしい空気になり、
オーナーの男性から、私にこう聞かれました。
「どうしたら予約が入ると思う?」

すぐ予約が入るわけじゃないから、早めになぜ広告を出さなかったのかって言う感じですね。ホームページできていたならなおさら…
聞かれたから答えただけの一言
私は、掲載していたポータルサイトの仕組みを詳しく知っているわけではありませんでした。
それでも、一般的な感覚として
「掲載エリアを、1つ増やしてみたらどうですか?」
と答えました。
あくまで
聞かれたから
一案として
軽い提案として
言っただけです。
突然の逆ギレと意味不明な展開
すると、返ってきたのは想像外の反応でした。
「1つのエリアで5,000円かかるんだよ!」
「そんなこと言うなら、お金出してよ!」
そして、なぜか怒りが一気に爆発。
「そんなこと言うなら辞めてくれ」
「今からそっち行くから、待っていて」
と、待機していた部屋に来ると言い出したのです。
正直、怖さよりも
「え?なんで?」
という困惑の方が大きかったです。

安い歩合率で、雑費引かれ、広告代も取るようなそんな割に合わない仕事はないです。自分で広告費出すくらいなら、自分で店やった方がよっぽど良い話です。
会わずに終わらせた理由
私は冷静に、こう伝えました。
「来なくて大丈夫です。私、もう辞めるし、帰ります」
暇な時間が続く中で、
ガソリン代もパーキング代もかかり続ける状況。
これ以上関わる理由はありませんでした。
結局、そのまま一度も顔を合わせることなく終了。
今振り返って思うこと
この出来事で一番残っているのは、
怒られたことよりも
「キレる沸点が分からなかった」
という感覚です。
相談してきたのに
意見を言ったら逆ギレ
準備不足や集客不足を
なぜか他人のせいにする
こういう関係性では、
どれだけこちらが気を遣っても
地雷を踏まずに済むことはありません。
違和感を感じたら離れるのも立派な判断
後から思えば、
最初の違和感はたくさんありました。
・話が具体化しない
・見通しが甘い
・責任の所在が曖昧
それでも「協力しよう」と思った結果、
理不尽な怒りをぶつけられる形になった。
この経験から学んだのは、
違和感を感じた時点で距離を取ることは、
逃げではなく、ちゃんとした自己防衛だということ。
怒りの沸点が分からない人と関わるほど、
消耗するのは、いつもこちら側です。
この記事が、
似たような違和感を抱えている人の
判断材料になればと思います。
