第3章 派遣とスクールの二重生活で見つけた“学び直し”の時間

働く

仕事を続けながら、学べる場所を探して

派遣の仕事をしながら、オイルマッサージを習い始めました。
仕事を休まずに通える場所を条件に探して見つけたのは、皮膚科が経営しているエステサロン兼スクール。交通の便もよく、とても良心的なスクールでした。

授業は座学と実技の両方があり、スクールオリジナルのオイル3種類がついて、当時で5〜6万円ほど。2か月ほど通いました。

午前座学、午後実技(実技は人形相手に練習です。)で、先生とマンツーマン授業でした。

独立して働く先生との出会い

実技を担当してくれた先生は、シデスコ(CIDESCO)ライセンスを持つ方で、ちょうど自宅サロンを始めたばかりで「独立してお客様を施術している」という話を聞いて、なんだかワクワクしたのを今でも覚えています。

その先生との会話の中で、アロマのお話をしてもらって、「今後、この業界で働こうと考えているなら、アロマセラピーの勉強もしておくといいよ」と教えていただき、アロマセラピー検定にも挑戦しました。

アロマ検定があるのを知ったときには、試験申し込み期限が迫っていたので勉強もしていないけど、すぐ申し込みし、教材を買って勉強し始めました。不合格でも仕方ないという割り切りで試験勉強スタートです。

勉強は、通勤電車の中、昼休憩のときに本を読むようにしました。当時、試験の期限が近くて教材が手に入らなかったのもあり、どんな香りするのか分からないので、アロマ扱っているお店へ休みのたび行っては、サンプルの臭い嗅いでいました(苦笑)

お店の人には申し訳なかったです(汗)

短期間で集中して勉強したのが良かったのか、無事アロマ検定1級取ることができたので良かったです。

エステティシャン資格を取得するまで

オイルマッサージのコース修了後は、そのスクールの通信制エステコースに進みました。

フェイシャルは実務経験とオイルマッサージスクールでの授業時間も含め、経験者枠で一部授業時間免除だったため費用は40万ぐらいだったかと。
通信といっても、実際は毎週土曜日に通って授業を受けるスタイル。平日しか開講していない座学は有給を使って参加しました。

オイルマッサージの講座同様、土曜日に受ける授業は、午前座学、午後実技で先生とマンツーマン授業で、数か月に1回遠方から授業を受ける方と一緒に受けることはありました。

努力の甲斐あって、時間はかなりかかりましたが、日本エステティック協会認定エステティシャンの資格を取得。ちょうど派遣の契約も満了したので、「次はエステで働こう」と転職活動を始めました。

エステ転職の壁と、リラクゼーションサロンとの出会い

現実はなかなか厳しいものでした。
面接で出会ったのは、初対面でモラハラ、パワハラ発揮する社長や、ネットワークビジネスの会社、体重管理が厳しすぎる会社ばかり。

ちょうどリーマンショックの時期でもあり、経済が不安定なこともあり、最終的に、景気に左右されにくい福祉関係の仕事に就職しました。しかし、そこではひどいパワハラに遭ってしまい、1か月で胃痛と下痢を繰り返すようになり、出勤できなくなり退職を決意しました。

ナルナル3
ナルナル3

無理やりでも辞めれたことは良かったですが、失業保険をもらうために必要な書類が発行されるまでに日数がかかり困りました(汗)離職票もらうまでのことをこちらに書いています。離職票もらえないと困っている方は参考にしてみてください。

事務の仕事も大して経験ない、年齢的にも厳しいし、どんな仕事しようと考えながら求人見ていました。そんな時、リラクゼーションサロンという癒しの仕事も悪くないなって思え、アルバイトでもいいから「オイルマッサージができるところで働きたい」という気持ちが強くなりました。
「研修期間が無給でも、失業保険でなんとかなるかな」――そう思いながら応募したのが、リラクゼーションサロンのアルバイトでした。

そこから、私の“癒しの仕事”としての本当のスタートが始まりました。

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