「まさか自分の勤め先が潰れるなんて——」
そんな言葉、正直、自分が口にする日が来るとは思っていませんでした。
私はある日、いつも通り出勤するため職場へ向かいました。
車通勤だったため、会社が借りている月極駐車場に車を止め、サロンへ向かいます。
ところが、開店時間になってもシャッターが閉まったまま。
「おかしいな」と思っていると、同僚から一本の電話が入りました。
「倒産したよ」
一瞬、言葉が理解できませんでした。
「みんな自転車で10分ほど離れた別店舗に集まってるから来て」と言われ、歩いて向かいました。
集まったスタッフ同士で話しても、状況が分かるわけではありません。ただ、不安だけが広がっていました。
その後、社長から直接連絡があり、謝罪の言葉はありましたが、
給料は支払われませんでした。
約1か月後、弁護士から手紙が届き、管財人が入ったこと、未払い給与の手続きについて知らされました。
私は「運がよかった」側の人間だった
結果から言えば、私は運がよかったです。
当時の私は、
・週1~2日
・1日4~5時間勤務
給料をもらった直後に実働が2日だけ、というタイミングでした。
金銭的なダメージは、最小限で済んだのです。
一方で、
毎月22~26日出勤していた同僚たちは——
本来なら20万円以上もらえるはずの給料(報酬)のほとんどが、戻ってきていないと思います。
店舗は3店舗、スタッフは私の知る限り15名ほど。
私が実際に受け取った給料も、半年後に、少額だけでした。
このとき、
「どんな仕事でもいいけど、収入源は複数必要だな」
と言う事を私は強く思いました。
この記事では、
- 私が実際に体験した「会社倒産の現実」
- そこから学んだ「収入の柱を複数持つことの重要性」
について、
特にエステ・リラクゼーション業界で働く方に向けてお話しします。
自己紹介(簡単に)
私はこれまで、エステ・リラクゼーション系の店舗で複数勤務してきました。
バック率の良いサロンで働きながら、時給で家賃代(固定支出)を稼ぐようなスタイルです。
あの突然の倒産を経験するまでは、
ダブルワークや副業を考えたことはありませんでした。
- エステ・リラクゼーションサロンなど、歩合制で働いている方
- 会社員だけど、将来に不安を感じている方
- 「自分の会社は大丈夫」と根拠なく思っている方
そして、私が一番伝えたいのはこの一言です。
「会社はいつ潰れるかわからない。だから、自分の身は自分で守る準備を」
突然の倒産。その日、何が起きたのか
異変に気づいたのは、朝10時前。
いつものように月極駐車場に車を止め、サロンへ向かいました。
しかし、店長が開けているはずのシャッターは閉まったまま。
その前に立っていると、同僚から電話が入りました。
「お店、倒産したよ。みんな別店舗に集まってる」
正直、驚きはしましたが、どこか冷静な自分もいました。
なぜなら、
お客さんの来店数が少ないのに、時給だけがどんどん上がっていたからです。
「経営、大丈夫なんですか?」
そう店長に聞いたこともありました。
「社長が運転資金はあるって言ってるから、大丈夫じゃない?」
そう言われていましたが、
どう計算しても利益が出ているようには思えず、
「やっぱりな」という感覚があったのも事実です。
当日出勤していたスタッフの声
集まった店舗では、スタッフの不安と怒りが入り混じっていました。
- 「給料どうなるの?」
- 「お金もらえないなら、ベッドやタオル持って帰る!」
- 「計画倒産じゃないの?」
その日のうちに社長から連絡があり、
「経営を続けられなかった」という謝罪はありました。
でも、お金の話は別でした。
給与未払いと“運命の分かれ道”
私はその月、出勤が2日だけでした。
当然、未払い額も少額。
でもそれが、結果的に「被害の少なさ」につながったのです。
フルタイムで働いていた同僚たちは、
多くの場合、数十万円分の労働に対して、
実際に受け取れたのは半分以下。しかも半年後。
管財人と弁護士が社長の資産を調査し、
社長の資産は100万円弱。
そのお金を元に、
勤務日数・時間から支払額を割り出し、
ようやく給料が支払われる流れでした。
その間、当然ながら補償はありません。
- 「今月の家賃どうしよう…」
- 「支払いができない…」
そんな声が、現実としてありました。
なぜ私は“被害が少なかった”のか
私は、経営に不安を感じ、
そろそろ辞めようと思っていたため、
出勤を週1~2日に減らしていました。
結果として、
支払われた金額は3,000円ほど。
完全に偶然です。
でも、この体験から一つの真実を知りました。
「1つの会社に依存しすぎない働き方は、自分を守る」
真面目な人ほど、傷つく構造
1つの会社にフルコミットし、
真面目に、精一杯働くことは美徳です。
でもそれは、
「会社が潰れない」という前提があってこそ。
その前提が崩れたとき、
一番大きなダメージを受けるのは、真面目な人です。
収入の柱は、必ず複数持つべき
この経験をきっかけに、私は決めました。
- どんなに忙しくても、副業を持つ
- 毎月、少額でも必ず貯金する
- 「会社は永遠ではない」と現実を見る
安定なんて幻想です。
「自分は大丈夫」と思っていた人ほど、泣いていました。
だからこそ、あなたには先に備えてほしいのです。
今日からできる備え方
ステップ①:収入の見取り図を作る
- 本業の収入(固定・歩合)
- 副業の有無
- 預金残高
- 毎月の支出
- ローンやクレジットの有無
書き出すだけで、不安定な部分が見えてきます。
ステップ②:小さな副業から始める
- タイミーなど単発、短時間バイトをする
- スキルを活かしたオンラインサービス
- ポイ活・メルカリなど小さな収入
0と1は、天と地ほど違います。

短時間かつ週1でOKなんていうバイトがあれば、微々たる収入かもしれませんが、通信費代ぐらいにはなるのでやってみるのもありです。内職より良いです。
ステップ③:毎月1万円でも貯める
- 先取りで別口座へ
- 引き出しにくい銀行を使う
- 支出を見直す
備えは、未来の自分の命綱です。

通信料金の見直し、保険の見直し、このあたりは、年齢や必要に応じて変えることで、年間1万ぐらい削減できたりします。何となくやっているサブスクも見直すのも良いです。必要になればまた、契約すればよいので。
まとめ
- 倒産は前触れなく起きる
- 給与未払いは半年続いた
- 収入源が1つだと、生活も心も追い込まれる
- 小さな備えが、自分を守る
最後に
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
「もう遅いかも…」
そう思う必要はありません。
気づいた“今”こそが、最高のスタート地点です。
この体験が、
あなたの未来を守るきっかけになれば嬉しいです。
