初デートで「えっ?」となった夜の話
結婚もしていない私がデートにかかる金銭的な話をすると、
男性を選んでる感じで偉そうなことは言えないですけど、
でも、今でも忘れられない“強烈な人”と出会った出来事があります。
28歳の頃、30人ほどの飲み会で知り合った男性と連絡先を交換しました。
彼は当時35歳、正社員のプログラマー。私は28歳の派遣社員。
当時からプログラマーは年収が高い職業というイメージがありました。
その飲み会の最後に、隣に座っていたのもあり、メール交換をしました。
その後、数日間メールのやり取りをした後、週末に2人で食事に行くことになりました。
体調が万全じゃなくても、食事は好きだった
当時の私は、エステを辞めて数年経っていましたが、体力や免疫力が戻らず、
すぐ風邪をひき、口内炎が治ってはまたできる状態。(常に口内炎ができている状態)
調子が良いと思って食事をすると、
胃が痛くなって途中で食べられなくなることもよくありました。
おかゆ生活が多かったです。
それでも食べること自体は好きだったし、
せっかくのお誘いなので出かけることにしました。
お店の雰囲気と、お店の価格帯
案内されたのは、繁華街にある少し小洒落た豆腐料理のお店。
メニューを見ると、ソフトドリンクで650円前後、お酒は850円~、単品料理は900円ぐらい~
「ここ、体に優しそうなお店だな」と思いながらも、
自分の体調を考えて、私は
- 豆腐のサラダ
- ソフトドリンク
この2点だけをとりあえず注文しました。
金額にすると、だいたい2,000円弱ほどです。
一方、相手はお酒を頼み、料理も何品か注文。
正直、注文した品数が多かったので「少しシェアするのかな?」と思っていました。
しかし、彼は、私の頼んだサラダは食べても、
自分の頼んだ料理はシェアは一切なし。
彼が頼んだ料理は、すべて彼が一人で食べました。
お酒も何杯も飲んでいました。

外食をしばらくしていないので、今の世の中の価格がどれくらいなのかイマイチ分かりませんが、安い居酒屋もある中では、若干高い印象がありましたが、めちゃくちゃ高いお店でもなかったです。
会計で突きつけられた現実
そして、お会計の時。
彼から言われた金額は
「10,000円頂戴ね」
一瞬、言葉が出ませんでした。
「えっ?」
頭の中でぐるぐる考えました。
- 私が食べたのは約2,000円
- 相手はお酒も料理も好きなだけ
- しかも年上で、収入も高い
割り勘だとしても、どう考えても割に合わない。
でも、店内で揉めるのも嫌で、
その場では何も言わずお金を出しました。
すると彼は、悪びれる様子もなく
「次、奢りでお茶しよ」と一言。
正直、引きました。
この人と長く居たくないから早く帰りたい気持ちでいっぱいでした。

現地解散したかったのに、同じ駅利用だったので駅まで一緒に歩いて帰ったんです_| ̄|○
帰り道で言われた、忘れられない一言
お店を出て、駅に向かって帰る道中、
彼は何気ない口調で、こう言いました。
「俺さ、お金出さない女の人って嫌なんだよね」
一瞬、言葉が出ませんでした。
頭の中では
「えっ⁉……どの口が言ってるの?」
という言葉しか浮かびません。
私は、自分の食べた金額以上に出しているので、相手にお礼は言っていません。
もしかしたら、私が「ありがとう」や「ご馳走様」を
言ってくれることを期待していた可能性も考えられます。
さらに厄介なのが、
- 本人は「相手が食べた金額以上に多めに払わせた自覚がない」
- むしろ「払ってあげた」
- 感謝される立場だと思っている可能性
だからこそ、
食後の「お茶代は奢ってね」
と言う言葉が出て、私がお断りしたから、
「お金出さない女の人って嫌」
になったのだと思うのですが、
私は、
- ほとんど食べていない
- お酒も一滴も飲んでいない
- それでも1万円支払っている
その自分のおかしな行動を棚上げして、よくそんな発言できるなって思いました。
怒りで頭の中一杯で話していても、顔が引きつっていたと思います。

奢ってもらったり、多く金額出してもらえば、お礼も言うし、そのあとお茶をするのであれば、出してもらっていればお茶奢ります。自分も同じように食べてたなら割り勘でもいいです。この時は、食べた分以上支払いをしたので、お礼も一切言っていない時点で普通の感覚なら察するのに察してない感覚が無理でした。
それでも「次いつ会う?」と連絡してきた
さらに驚いたのは、その翌日以降も彼から頻繁にメールが来たことです。
「次はいつ会う?」
私は楽しかったとも言っていない。
感謝も好意も伝えていない。
無表情で、むしろ空気はかなり冷えていたはずです。
それでも「うまくいった前提」で次を求めてくる。
相手の感情をまったく見ていない人なんだと、はっきり分かりました。
はっきり言わないと伝わらないと思い、最終的に
「ず~っと予定があって忙しいので無理です」
とだけ返し、ブロックしました。(笑)
本当に怖かったのは、価値観のズレ
一番怖かったのは、
彼自身が「おかしい」と微塵も思っていないことでした。
- 自分が飲み食いした分を払わせても
- 相手がほとんど食べていなくても
- 年齢や立場の差があっても
それでもなお、
「お金を出さない女は嫌」
という認識になる。
これはケチとか割り勘の問題じゃないと思うのです。
現実をねじ曲げて、相手を悪者にする思考
そのものです。
「ふさわしいかどうか」を勝手に判定されていた可能性
あとから振り返って気づいたのは、
あの「お金を出さない女の人は嫌なんだよね」という一言は、
私への好みの表明ではなく、評価と選別だったということです。
彼の中では、
女性は「金銭面で負担をしてくれるかどうか」
自分が気持ちよく飲み食いできるか
不満を言わずに従うか
が、チェック項目
私はお金を出した
「文句を言わなかった」
だからとりあえず「使える」から合格、次に進める。
そんな認識だったのだと思います。
もし続いていたら、かなり高確率で
- デート代は「当然折半か多め請求」
- 不満を言うと「細かい」「ケチ」
- でも自分は自由に使う
- 相手の我慢が前提
こういう関係になった可能性があります。
でも私は、
試験を受けた覚えも、判定される立場に立った覚えもありません。
35歳という年齢で、良好な人間関係を築こうとするのならば、
もう少し気配りがあっても良かったのではないか、
と思ってしまいました。
この感覚のズレに気づいた瞬間、
あの夜の違和感と怒りが、すべて腑に落ちました。
違和感を覚えた自分を、疑わなくていい
もしあの時、
「私の考えすぎかな」
「細かいこと気にしすぎかな」
と流していたら。
きっとその後も、
同じような場面でモヤモヤし続けていたと思います。
この一言のおかげで、
「この人とは関わらなくていい」
そう、はっきり判断できました。
違和感は、
後から理由がついてくることがあります。
モヤモヤの正体は「お金」じゃなかった
後から考えても、
私は「奢ってほしかった」わけじゃありません。
私は氷河期世代でも終わりの方です。
男性の奢りが当然と言う世代でもないです。
お金を出さないつもりもないです。
でも、
- 食べていない分への配慮がない
- 自分が飲み食いした量を当然のように負担させる
- それを不自然とも思っていない
この感覚に、強烈な違和感を覚えたのです。
これはいわゆる「食い尽くし系」と呼ばれるタイプに近い行動だと思います。
食べ物だけでなく、気遣いや責任まで相手から奪っていく人。
女性同士の食事会でも
「あまり食べてないから(お酒飲んでないから)1,000円少なくていいよ」
「食べた分だけで良いよ」
とか、そんな会話は普通にあります。
それが初デート、年上、しかも立場的に余裕があるはずの相手。
そこにあったのは、思いやりではありませんでした。

自分が食べた分を、それぞれが支払う!これが一番お互い良い支払い方で、公平で揉めないw
初デートの会計で見えるもの
この出来事を通して思ったのは、
会計の場面には、その人の価値観がはっきり出るということ。
金額の問題ではなく、
- 相手の状況を見ているか
- 不公平さに気づけるか
- 「当たり前」に甘えていないか
そういう部分が、短時間で浮き彫りになります。
あの夜の違和感は、
「この人とは深く関わらない方がいい」という
自分の直感だったのだと思います。

飲み会のときに気付くべきだったのですが、その時は気づけなかったですね。食べながら、飲みながら、異様に飲み食いしていないかよく観察すべきでしたw
まとめ
奢られたいわけじゃないし、
割り勘が悪いとも思っていない。
長年の付き合いのある人間関係なら、奢り、奢られもありです。
ただ、
これは違う。
そう感じた自分の感覚を、
あの時ちゃんと信じてよかったと、今は思います。
もし同じような経験をして
「私がおかしいのかな?」と悩んでいる人がいたら、
その違和感は、案外正しいのかもしれません。

