セラピストとして長年働いてきた私が、久しぶりに派遣の仕事を経験して感じたことがあります。
それは、「仕事が終わった後の時間の使い方」です。
もちろん、これは良い悪いの話ではありません。
働き方が違えば、時間に対する考え方も変わるのだと改めて実感しました。
セラピスト時代は「1分」がとても大切だった
私はリラクゼーションサロンやエステサロンで長年働き、その後は自宅サロンも運営してきました。
セラピストの仕事は、お客様の予約時間が決まっています。
例えば60分コースが終わったら、次のお客様まで10〜15分しか空いていないことも珍しくありません。
その短い時間で
- お客様のお見送り
- ベッドメイキング
- タオル交換
- 部屋の片付け
- カルテの記入
- 次のお客様を迎える準備
これらを終わらせなければいけません。
少しでも時間が押してしまうと、次のお客様をお待たせすることになります。
だから自然と時計を見る癖がつきました。
「あと何分あるかな。」
「急がなきゃ。」
そんなことを常に考えながら仕事をしていました。
お客様からの評価にもつながる仕事
セラピストは技術だけではありません。
時間通りに案内できることもサービスの一つです。
予約時間を守ることは、お客様からの信頼にもつながります。
そして、お客様からの評価や口コミ、次回予約は、お店や自分の売上にも大きく影響します。
歩合制で働いていた頃は、なおさらでした。
時間を無駄にすることは、そのまま収入にも関わる世界だったのです。
派遣先で驚いたこと
今回、久しぶりに派遣で働き始めました。
初日に
「仕事は5分前くらいから片付けて、帰る準備をしていいですよ。」
と言われました。
私はその言葉通り、仕事を終わらせ、片付けをして帰る準備をしていました。
ところが周りを見ると、ほとんどの人がそのまま仕事していたり、雑談をしたり、ゆっくり過ごしたりしていました。
急いで帰る様子はありません。
最初は
「まだ何か仕事があるのかな?」
と思っていましたが、そうではありませんでした。
仕事は終わっているのです。
時給が発生しない時間に残る感覚
もちろん、同僚とのコミュニケーションは大切です。
雑談をすることで人間関係が良くなることもあるでしょう。
それを否定したいわけではありません。
ただ、私には仕事が終わっているのに、時給も発生しない時間を職場で過ごすという感覚が、どうしても理解できませんでした。
私は仕事が終われば、
「じゃあ、お疲れ様でした。」
と帰りたいタイプです。
家に帰ればやりたいこともあります。
ブログを書いたり、家事をしたり、ゆっくり休んだり。
限られた時間だからこそ、大切に使いたいと思っています。

書いてて思い出しましたが、学生の頃も帰りのホームルームが終われば、学校内で1.2番ぐらいの早さで帰っていましたwww高校の時いじめはなかったけどとにかく早く帰りたかったですねw
必要なコミュニケーションは、仕事を円滑にすることもある
私は基本的に、仕事が終わればすぐ帰りたいタイプです。
会社の飲み会や忘年会、社員旅行も、正直あまり得意ではありません。
できれば参加したくないと思ってしまいます。
最近は若い世代を中心に、「会社とは必要以上に関わりたくない」「サービス残業はしたくない」「出勤も始業ギリギリでいい」という考え方も珍しくありません。
私も、その気持ちはよく分かります。
ただ、私は就職氷河期世代の後半で、社会人になった頃にはバブル崩壊後の厳しい時代でした。
その時代を経験してきて思うのは、会社の付き合いが苦手でも、参加することで得られるものがある、ということです。
例えば、飲み会で上司や同僚との距離が縮まったり、普段聞けない話を聞けたり。
もっと身近な例では、「タバコ休憩」です。
私はタバコを吸わないので、「タバコ休憩だけは許される」という職場の雰囲気には、以前から不公平さを感じていました。
しかも、その時間に仕事の情報交換や雑談が行われていて、自然と情報を得られる人とそうでない人の差が生まれていることもありました。
こうしたことを考えると、必要最低限のコミュニケーションは、仕事をしやすくするためにも大切なのだと思います。
ただ一方で、今回の派遣勤務を通して感じたのは、歩合制や個人事業主として働く人と、時給制で働く人では、時間に対する価値観が違う場合があるということです。

タバコ休憩は、人間関係の裏情報を得られるなって言うのを私は感じてましたwタバコ休憩行く人からそこで得た話を聞いたりして、そんな話が繰り広げられているんだってよく思っていましたw
時間の価値観は働き方で変わる
だからといって、無理に全ての付き合いを受け入れる必要はありません。
大切なのは、自分が心地よく働ける距離感を見つけること。
仕事に必要なコミュニケーションは大切にしながら、それ以上は無理をしない。
40代を過ぎた今、私はそのくらいの距離感が、自分には一番合っていると感じています。
今回感じたのは、歩合制や個人事業主として働く人と、時給制で働く人では時間の価値の感じ方が違うのかもしれない、ということです。
もちろん、時給制で働いていてもテキパキ動く人はたくさんいます。
逆に、歩合制でも時間にルーズな人もいるでしょう。
ただ私は長年、「時間がお金につながる仕事」をしてきたので、自然と時間を意識する習慣が身についていました。
だからこそ、仕事が終わってからダラダラと職場に残るという行動に、少し驚いてしまったのです。
人それぞれの価値観だからこそ
どちらが正しいという話ではありません。
職場で仲間と話す時間を大切にする人もいます。
早く帰って自分の時間を大切にしたい人もいます。
価値観は人それぞれです。
ただ今回の経験を通して、私は改めて「自分はセラピストという仕事で、時間を大切にする考え方が身についていたんだな」と気付きました。
たった5分、10分でも、その積み重ねは大きな時間になります。
だから私はこれからも、仕事が終わったらメリハリをつけて帰る。
そして、自分の時間を大切に使っていきたいと思っています。
人間関係よりも、自分の心を守ることを優先したい
正直に言うと、私は仕事が終わればさっと帰るタイプです。
だから、職場によっては「付き合いが悪い人」と思われたり、距離を置かれたりすることもあるでしょう。
そのことは、何となく自分でも分かっています。
でも、それで嫌われるとしても、無理に価値観を合わせる必要はないのかなと思っています。
もちろん、仕事はきちんとやる。
挨拶をする。
困っている人がいれば協力する。
最低限のコミュニケーションを取り、お互い気持ちよく働ける関係であれば、私はそれで十分です。
それ以上の人間関係を職場に求めるつもりはありません。
一方で、「もっと雑談した方がいい」「みんなと同じように過ごすべき」と考える人がいるのも事実です。
職場にはさまざまな価値観の人がいます。
だからこそ大切なのは、自分とは違う考え方の人がいることを知った上で、自分がどう振る舞うかだと思っています。
私は、これまでいろいろな職場や人間関係を経験してきました。
その中でたどり着いた答えは、「自分の心が乱されないことを最優先にする」ということです。
仕事は仕事。
プライベートはプライベート。
必要以上に人間関係へ踏み込みすぎないことで、余計なストレスを抱えずに済むこともあります。
これは決して冷たい考え方ではなく、自分自身を大切にするための距離感だと思っています。
心地よい人間関係の距離は人それぞれ違います。
だから私は、これからも自分に合った距離感を大切にしながら、仕事と向き合っていきたいと思っています。
