退職時に菓子折りを持っていく?持っていかない?菓子折りは本当に必要なのか

退職するとき、菓子折りを持っていくべきなのか。

ネットで調べると、

「1か月でもお世話になったなら、最後に菓子折りを渡すのがマナー」

「今までお世話になった感謝を伝えるために、退職時にはお菓子を配る」

といった意見が出てきます。

たしかに、これまでお世話になった職場なら、最後に「ありがとうございました」と菓子折りを渡して辞めるのは、気持ちのいい終わり方なのかもしれません。

私自身も、過去に「ここではお世話になったな」と感じた職場を退職するときには、菓子折りを持っていっていました。

ところが、今回の派遣の仕事では、どうしても菓子折りを持っていきたくありませんでした。

「常識がないと思われてもいい。とにかく持っていきたくない」

ナルナル3
ナルナル3

友達は、1日で辞めた所も持って行ったよぉ~って言っていたけど、私はとにかく持っていきたくなかったですw

私は今まで、退職するときには菓子折りを持っていっていた

これまでの私は、退職するときに「お世話になった」と感じた職場には、菓子折りを持っていくことが多かったです。

別に「退職するときは必ず菓子折りを持っていかなければならない」と思っていたわけではありません。

単純に、

「いろいろ教えてもらったな」

「よくしてもらったな」

「最後にありがとうございましたくらいは伝えたいな」

と思ったからです。

だから、菓子折りを渡すこと自体に抵抗はありませんでした。

むしろ、自分の中では一つの区切りのようなものだったのだと思います。

ところが、今回の派遣では「持っていきたくない」と思った

今回の仕事を辞めることになったとき、私はネットで「退職 菓子折り」などを調べました。

すると、

「1か月でも勤務したなら持っていく」

「退職時にはお世話になった人へ菓子折りを渡す」

というような情報が出てきます。

それを見て、

「そうなのか……」

と思ったものの、どうしても納得できませんでした。

というのも、よく考えてみたら、私は過去の短期派遣では菓子折りを持っていった記憶がほとんどなかったのです。

「あれ?短期の派遣って、そもそも菓子折り持っていってないじゃん」

と、今さら気付きました。

短期派遣なら、菓子折りを持っていかなかった理由も分かる

短期の派遣の場合、そもそも人間関係ができるほど長く働いていないこともあります。

契約期間も短い。

仕事を教えてもらったとしても、基本的には派遣先と派遣社員という関係です。

そして、

「これ、誰に渡せばいいの?」

という職場もあります。

社員何人いるのか。

直属の人だけなのか。

責任者に渡すのか。

派遣先の部署だけなのか。

短期で働いて、ほとんど人間関係もない職場なら、退職時に菓子折りを持っていくことが、かえって大げさに感じることもあります。

少なくとも私は、これまで短期の派遣については、そんな感覚でした。

「お世話になった」と感じるかどうかは大きい

結局、私にとって菓子折りを持っていくかどうかは、

「どれくらいの期間働いたか」

だけではなく、

「その職場に対して、自分がどう感じているか」

のほうが大きいのだと思います。

お世話になったと感じる。

親切にしてもらった。

仕事を教えてもらった。

一緒に働いた人たちに感謝している。

そう思えるなら、最後に菓子折りを持っていくのは自然です。

でも、

「ここで働けてよかった」

どころか、

「もう二度と関わりたくない」

と思いながら辞める場合。

そのときまで「最後くらいはきちんと」という理由で菓子折りを持っていく必要があるのでしょうか。

今回は「この人」呼ばわりされたり、プライバシーが漏れていた

今回の職場では、私自身、納得できないことがいくつもありました。

「この人」と呼ばれるような扱いをされたこと。

そして、自分から話していないのに、面接内で話した職歴やプライベートなことまで、なぜか周囲に伝わっていたこと。

仕事そのものだけではなく、人との接し方についても「なんだかな」と思うことがありました。

もちろん、職場にはいろいろな人がいます。

すべての人と気が合うわけでもありません。

だから、多少嫌なことがあったくらいなら、私もいちいち気にしません。

でも、積み重なってくると、

「私は良くしてもらった感じがないのに、何で菓子折りを持っていくんだろう?」

と思ってしまいます。

感謝していないのに、「お世話になりました」と形だけ取り繕うことに、今回はどうしても気持ちがついていきませんでした。

「終わりよければすべてよし」なのかもしれないけれど

退職時に菓子折りを渡して、

「今までありがとうございました」

と笑顔で終わらせる。

確かに、それが一番きれいなのかもしれません。

嫌なことがあったとしても、最後くらいは大人の対応をする。

それも一つの考え方だと思います。

ただ、私は今回、

「嫌なことをされた側が、なぜ最後までへつらうようなことをしなければならないんだろう」

という気持ちがありました。

もちろん、菓子折りを渡すことを「へつらう」と感じない人もいるでしょう。

「自分のために、最後はきちんと挨拶して終わらせる」

という考え方もあります。

でも、私の場合は、今回の職場に対してそこまでして終わらせたいとは思えなかったのです。

友達から聞いた「退職時の仕返し」が強烈だった

そんな話を友達にしたところ、さらに強烈な話を聞きました。

友達が通っているアイラッシュサロンのオーナーが、昔勤めていた職場で、お局様から2年間も嫌がらせを受けていたそうです。

そして、とうとう耐えられなくなって退職することになった。

そのとき、その人がした最後の行動が……

なんと、菓子折りではなく、靴の中に犬の糞を入れて辞めたというのです。

……強烈すぎます。

もちろん、これは「こういう仕返しをしましょう」という話ではありません。

むしろ、そこまでのことをしたくなるほど、長期間嫌な思いをしていたという話として聞きました。

菓子折りとは正反対の、あまりにも強烈な「最後の一手」です。

この話を聞いて、

「世の中には、いろいろな退職の仕方があるんだな……」

と、ある意味で感心してしまいました。

菓子折りを持っていかない=常識がない、とは限らない

退職時の菓子折りについて調べると、「持っていくのがマナー」という情報が目につきます。

でも、私は必ずしもそうではないと思っています。

菓子折りは、法律で決められたものでもありません。

会社を辞めるために必要な手続きでもありません。

結局のところ、

「今までありがとうございました」

という気持ちを形にするものです。

だったら、その「ありがとうございました」という気持ちがあるかどうかも大切なのではないでしょうか。

お世話になったと思えば渡す。

短期間でほとんど関わりがなければ渡さない。

嫌な思いをして辞めるなら、無理に用意しない。

それでもいいのではないかと思います。

「最後くらい」は自分のためにするもの

ただ、ここで一つ考えておきたいことがあります。

菓子折りを渡すのは、相手のためだけではありません。

「最後くらいきちんとしておきたい」

「自分自身が後悔したくない」

という理由で渡すのもありです。

たとえ相手に対して複雑な気持ちがあっても、

「私は最後まで自分のやるべきことをした」

と思えるなら、それはそれで意味があります。

反対に、

「本当は渡したくないのに、常識だからという理由だけで無理して買った」

というのであれば、そこまで自分を押し殺す必要もないと思います。

私は今回、菓子折りを持っていかなかった

そして私は、今回の派遣先には菓子折りを持っていきませんでした。

「常識がないと思われてもいい」

と思いました。

それよりも、

「持っていきたくないものを、最後まで無理して持っていく必要はない」

という自分の気持ちを優先しました。

別に、会社に向かって怒鳴り込んだわけでもありません。

嫌味を言ったわけでもありません。

ただ、普通に契約を終えて辞めただけです。

菓子折りを持っていかなかった。

それだけです。

退職時の菓子折りは「義務」ではなく「気持ち」でいい

結局、退職時に菓子折りを持っていくかどうかに、絶対的な正解はないのだと思います。

長く勤めたから必ず必要。

1か月だから必要。

短期だから不要。

そう単純に期間だけで決められるものでもありません。

「お世話になったから、最後に渡したい」

と思えば渡せばいい。

「特に関係もなかったし、必要ない」

と思えば渡さなくてもいい。

「嫌な思いをしたので、最後まで取り繕いたくない」

と思うなら、それも一つの選択です。

少なくとも私は、退職時の菓子折りは「常識だから絶対に必要なもの」ではなく、自分が納得して最後を終えるためのものくらいに考えていいのではないかと思っています。

もちろん、円満退職なら、菓子折りを持っていくほうが気持ちよく終われることもあります。

でも、すべての職場が円満とは限りません。

「最後くらいはきれいに終わらせましょう」と言われても、そもそもきれいに終われるような扱いをされていなかった場合もあります。

そんなときまで、自分が「いい人」で終わる必要があるのか。

私は今回、そう考えてしまいました。

退職するときくらい、自分の気持ちに正直でもいいのではないでしょうか。

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