この記事は、実体験を投稿した「謝れない男性客」「誕生日アピールの女性客」についての内容を踏まえた私の考察になります。
もしまだ読んでいない方は、先にそちらをご覧いただくと、この内容がより深く理解できると思います。
強がりの裏にある“かまって欲しい心”
あなたの周りにもいませんか?
・自分が明らかに悪くても「謝らない人」
・何かをしてもらっても「ありがとう」が言えない人
・やたらと「自分だけ特別扱い」を求める人
一見すると自信満々で、他人に媚びないタイプに見えます。
でも、その行動をよく観察すると――実はとても繊細で不安定な承認欲求が隠れています。
そう、彼・彼女らは「プライド型かまってちゃん」。
かまってちゃんといえば、感情を表に出して泣いたり拗ねたりするタイプを想像しますが、
このタイプはもっと静かで、理屈っぽく、プライドの鎧を着たかまってちゃんで、面倒くさいタイプです(汗)
リラクゼーションサロンで実際に見られた人間行動や今までの自分の人間関係をもとに、
謝れない・お礼が言えない・特別扱いを求める人たちの心理的な共通点を考察していきます。
謝れない人の心理構造
自分の非を認める=自分の価値を否定する怖さ
リラクゼーションサロンで接客していると、「明らかに遅刻しているのに謝らないお客さん」や、
「不機嫌な態度のまま入ってくるお客さん」に出会うことがあります。
こちらが悪いわけではないのに、
なぜか「機嫌を取らなければいけない空気」にさせてきます。
それが“謝れない人”の典型的な特徴です。
遅刻してきたお客さんを例にすると・・・
「遅れてすみません」と謝る代わりに、
「今日は最悪の日だった」「雨に降られてさ」などと自分が悪くない理由を言ってきます。
そしてその先にある無意識の期待の返答が、
「それは大変でしたね」
「仕方ないですよ」
という相手からの同情と免罪の言葉です。
これを受け取ることで、彼らの中では初めて、
「自分は悪くなかった」「責められずに済んだ」という心理的安堵が得られます。
その瞬間、ようやく彼らの中では“遅刻の出来事が処理される”んです。
つまり構造としてはこうなります👇
謝れない人の心理構造(遅刻の例)
- 出来事: 自分のミス(遅刻)が起きる
- 防衛反応: 「自分が悪い」と思うと自尊心が傷つく
- 合理化: 「雨が降った」「道が混んでた」など外的要因を理由にする
- 同情誘導: 「最悪の日だった」などのセリフで相手の「共感」を引き出そうとする
- 他者承認による免罪: 「それは大変でしたね」→「やっぱり自分は悪くなかった」
この流れが一連の「ワンセットの心理構造」になっています。
だから、こちらが「それは大変でしたね」と言うと、
彼らの中では“許された”感覚になり、すべてが丸く収まるんです。
しかし同時に、これは非常に厄介でもあります。
なぜなら、この構造を繰り返すことで、
彼らは「謝らなくても許される」という学習を積み重ねていくからです。
結果、
・人間関係で責任を取らない
・同情を引くことで場を支配する
・「謝る=負け」と感じる
というパターンが固定化していきます。
この遅刻のパターンは、「誕生日アピール客」や「お礼を言えない人」にも共通しています。
根っこには、「自分は悪くない」「特別扱いされたい」「責められたくない」という自己防衛型の承認欲求がある。
要するに、
「謝る代わりに、同情で許しをもらう」
というのが、彼らの人間関係の生存戦略なんです。
心理学的には、こうした行動の裏には「防衛的プライド」が働いています。
人は本来、謝ることで関係を修復できます。
でも、プライドが高い人にとって「謝ること」は、
自分の価値や立場を下げる“敗北宣言”のように感じられてしまうのです。
そのため、彼らは無意識に「言い訳」や「責任転嫁」をして、
自分の心を守ろうとします。
「遅れたのは渋滞のせいだ」
「天気が悪かったから」
このように、外部要因を理由にすることで、
“自分は悪くない”というストーリーを作り上げ、プライドを維持しているのです。
お礼が言えない人の心理構造
感謝よりも「優位性」を保ちたい心
次に、お礼が言えない人。
たとえば、誕生日を強調してきたお客様がいました。
「来月私の誕生日だからよろしくね」
とわざわざ伝えてきたにも関わらず、
こちらがプレゼントを渡しても「ありがとう」の一言もなし。
一見失礼に思えるこの態度も、実は心理的な防御反応。
心理学的にいうと、プライドの高い人は 「他者に感謝・称賛を素直に示す=自分が下になる」 と感じやすいんです。
つまり、
- 「覚えていてくれてありがとう」
- 「施術が上手だね」
というような肯定・称賛の言葉を言うと、無意識に自分の立場が“相手より下”になったように感じてしまいます。
だから、心の中では認めたい気持ちがあっても、口には出さない。
あるいは、逆ギレや無表情でごまかすことがあります。
この「立場の逆転を避ける心理」も、プライドの高いかまってちゃんや謝れない人の特徴の一つです。
プライドの高い人ほど、この上下関係に敏感です。
だから、「ありがとう」が言えない。
お礼を言った瞬間、相手に“負けた気”になるのです。
そして心の中ではこう思っています。
「自分はお客様だし、当然これくらいしてもらえる立場」
つまり、感謝ではなく「特別扱いされて当然」という意識でいます。
これが、「お礼が言えない人」の正体です。
特別扱いを求める人の心理構造
“注目されない不安”をプライドで隠す
特別扱いを求める人は、一見自己中心的に見えますが、
実は内面ではとても孤独で不安定です。
心理学では、これは「承認欲求」と「依存欲求」が複雑に絡み合った状態です。
特に、「プライド型かまってちゃん」は、
- 表では「私は大丈夫」「人に頼らない」
- 内では「誰か私を見て」「私を認めて」
という二重構造を持っています。
人に頼るのが怖いから、直接「構って」と言えない。
その代わりに、“特別扱い”という形で承認を引き出そうとするのです。
「私の誕生日だから何かしてね」
「私だけ特別対応して」
これは、甘えではなく「存在確認」。
“私は大切にされる価値がある”と感じたいがための行動です。
プライド型かまってちゃんの特徴まとめ
| 表面の特徴 | 内面の心理 | 心理的メカニズム |
|---|---|---|
| 謝らない | 負けを認めたくない | 防衛的プライド |
| お礼を言わない | 優位性を保ちたい | 自己防衛・劣等感の裏返し |
| 特別扱いを求める | 自分の存在を確認したい | 承認欲求・依存欲求 |
| イライラしやすい | 自分の思い通りにしたい | コントロール欲求 |
| 人に厳しい | 自分に自信がない | 投影・自己否定の反映 |
プライド型かまってちゃんは、他人を通して自分の価値を確かめようとする人です。
人から反応を得ることでしか「自分は存在している」と感じられないのです。

大人になるまでに指摘されてきたはずであろうことなのに、修正のタイミングを逃して半世紀もすぎたら治らないですよね・・・
どう対応すればいいのか?
境界線を引くことが最大の防御
このタイプの人に、こちらが“いい人対応”をし続けると、
どんどんエスカレートします。
「この人は私の話を聞いてくれる」
「何を言っても受け入れてくれる」
と認識されると、無意識に“支配”しようとします。
だから、プロ(接客)としても人間関係としても大切なのは、
「境界線(バウンダリー)」を引くこと。
- できないことは「できません」と言う
- 無理な要求は「その時間では難しい」と断る
- 機嫌を取らず、淡々と接する
それが、相手に「この人はコントロールできない」と理解させる一番の方法です。
おわりに
謝れない人も、お礼が言えない人も、
その根っこには「自信のなさ」と「寂しさ」があります。
本当は認めてほしい。
でも、傷つくのが怖い。
だから、強がる。
プライドという仮面の下に、
実は“かまってちゃん”のような弱さが隠れているのです。
私たちができるのは、
「振り回されない距離感」を保ちながら、
その裏の心理を冷静に見抜くことです。
そして、自分のエネルギーを“奪う人”ではなく、
素直に”お礼が言える人”ミスをしても”謝れる人”に注ぐことです。
それが、心を疲れさせない人間関係を築く第一歩です。

プライドが高く、謝れない・感謝できない・特別扱いを求めるタイプの人は、年を重ねるにつれて、人は離れていくからより寂しさや孤独感は強くなるんでしょうね。

